うさぎを飼うメリット・デメリットとは?飼育経験から正直に解説

うさぎを飼うメリット・デメリットとは?飼育経験から正直に解説 うさぎライフ
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うさぎを飼ってみたいけど、メリットとデメリットが気になる!

ばけねこ
ばけねこ

気になるポイントですよね

飼育にはどんなメリットとデメリットがあるのか…
うさぎを飼おうとしている方の中には、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、うさぎ飼育歴10年以上の筆者が実体験をもとに、メリットとデメリットをリアルに紹介します。
うさぎにまつわる魅力と課題を、ぜひ覗いてみてください!

この記事はこんな人におすすめ
  • うさぎ飼育のメリット・デメリットを知りたい方
  • リアルな経験談をもとに冷静な判断がしたい方
  • 具体的な注意点などを事前に頭に入れておきたい方

体験ベースに紹介!うさぎを飼うメリット7選

「うさぎを飼うと、どんな良いことがあるの?」

うさぎを飼ったことのない人は、そう思う方も多いのではないでしょうか。
実際に飼ってみないと、なかなか想像しづらい部分も多いですよね。

ここでは、うさぎ歴10年以上の飼い主である筆者の実体験を交えながら、うさぎを飼うことのメリットを分かりやすくご紹介していきます。
初めてペットを迎える方にとっても参考になる内容なので、ぜひチェックしてみてください。

静かなので集合住宅でも安心

うさぎは基本的に鳴きません。
犬や猫のように吠えたり鳴いたりしないため、集合住宅などでも比較的飼いやすい動物です。

音に関してトラブルになりにくいのは、飼い主としてとても大きな安心材料ですよね。

特に以下のような方にはうさぎの静かさが大きな魅力になります。

  • アパート・マンションに住んでいる
  • 小さなお子さんがいるご家庭
  • テレワークや在宅ワークが多い
  • 騒音による近隣トラブルを避けたい

実際に筆者も集合住宅でうさぎを飼い続けていますが、特にトラブルなく経過しています。
もちろん、ご近所にペットを飼っていると気付かれたこともありません。

足ダン(足で床を鳴らす行動)などの音はある程度ありますが、それも基本的に一時的なもの。
基本的に大きな声を出すことはないにで、そういった意味では安心と言えます。

足ダンって何?という方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください!

体が小さく場所を取らない

うさぎは体が小さく、必要とするスペースも最小限です。
特にネザーランドドワーフなどの小型の品種であれば、ケージもコンパクトなもので十分生活できます。

これは室内のスペースが限られている家庭にとっては、大きなメリットとなります。

  • 1Kや1LDKの部屋でも飼える
  • ケージや遊び場の設置がしやすい
  • 掃除やレイアウトの変更も手軽

我が家も決して広いとは言えませんが、自分とうさぎの生活スペースをそれぞれしっかり取ることができています。
うさぎがある程度動けるスペースは必要なものの、それほど広大なスペースは必要ありません。

ただし、これはうさぎの体の大きさにもよります。
特にミニウサギ(ミックス)は成長してみないとどれくらい大きくなるか分からないので、注意が必要です。

基本的には限られた空間でも十分に愛情深く育てられるのが、うさぎの魅力と言えます。

ばけねこ
ばけねこ

うーちゃんは思ったより大きくなったよね

うっさ
うっさ

標準体重よりもかなり大きいと言われたわ

トイレや食事のしつけがしやすい

「うさぎってしつけできるの?」と思われる方も多いかもしれません。
しかし、実はうさぎは学習能力が高く賢い動物です。

特にトイレに関しては、正しく導いてあげればかなりの確率で覚えてくれます。
これは野生の頃からの名残で、本能的に決まった場所でする習性があるためです。

トイレのしつけは、基本的には以下のような流れで行います。

  1. トイレの場所を一定に保つ
  2. おしっこの臭いがついたトイレ砂を使う
  3. 成功したら静かに褒める

筆者の経験では、新しく迎えた子は数日〜1週間ほどでトイレの場所を覚えた例がほとんど。
先代のうさぎに至っては、お迎え当初からしっかりトイレの場所を覚えていました。

また、食事も基本はチモシー(牧草)+ペレットでシンプル。
好き嫌いが少ないうさぎであれば、決まった時間・量での食事管理もしやすいです。

ばけねこ
ばけねこ

うさぎは決まった食事が安心するんだよね

ふっさ
ふっさ

いつものメシよこせ

犬のように散歩が不要

うさぎは基本的に散歩の必要がありません。
毎日決まった時間に外に連れ出す必要がないため、忙しい方にとっては非常に飼いやすいペットです。

もちろん、部屋の中で適度に運動させる「部屋んぽ(部屋の中でのお散歩)」は大切です。
が、天候や季節に左右されないので融通が利きやすいのも嬉しいポイントです。

筆者の場合はサークル内で半放し飼いですが、家にいる間は自由に部屋んぽできるようにしています。
無理なく継続できるうえ、うさぎとのコミュニケーションの時間としても役立っています。

室内でも十分に遊ばせてあげられるのも、うさぎ飼育の大きな魅力ではないでしょうか。

「部屋んぽって何?」という方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

とにかく存在に癒される

うさぎのふわふわとした毛並みは、見ているだけで癒されます。

触れたときのやわらかさや温かさは、まるでぬいぐるみのようですよね。
実際にストレス軽減効果もあると言われています。

さらに注目したいのが、うさぎの表情の豊かさ。
一見すると無表情に思われがちですが、よく観察してみると…

  • 嬉しいときは鼻をヒクヒクさせる
  • ご機嫌なときは垂直ジャンプ!
  • 甘えたいときは静かに寄ってくる

など、小さな仕草にたくさんの感情が込められていることが分かります。
「静かなペットがいいけど、感情も感じたい」という方にはぴったりです。

私も10年以上うさぎを飼っていますが、うさぎって眺めているだけでホッとするんですよね。
嫌なことがあった日でも、何度うさぎに救われたか分かりません。

うさぎによる癒し効果については、以下の記事でも詳しく解説しています!

ニオイが少なく清潔に保ちやすい

よく勘違いされるのですが、うさぎには体臭がほとんどありません。
そのため、においに敏感な方にも向いているペットと言えます。

  • トイレ掃除をこまめに行えばほとんど匂わない
  • シャンプーや洗浄などは一切不要
  • 自分でもよく毛づくろいをしていて清潔

うさぎを飼っていない方の中には、「うさぎって臭いのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、掃除などで清潔にしていれば実際にはほとんど匂わないのが現実。

むしろ、うさぎはとってもいい匂いだとすら思えます!
猫吸いという言葉がありますが、実はうさ吸いもとってもおすすめ。

私の場合は、うさぎを吸いすぎてちょっとウザがられてしまいます(笑)

うさぎのニオイについて気になる方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

ちょっとした仕草が可愛い

うさぎの魅力のひとつは、なんといっても日常のふとした仕草の愛らしさ。
仕草の中には、うさぎでしか見られない独特のものも多数あります!

たとえば…

  • 口をもぐもぐさせながら毛づくろいする姿
  • 伸びをしてコテンと横になる瞬間
  • ごはん前にそわそわしながら足元をうろうろ

こうした何気ない行動に、ほっこり癒される瞬間がたくさんあります!

私の家のうさぎは、食事の時間になるとペレット入れの近くでじっとこちらを見つめます。
それはまるで、「ここにご飯が入っていないんですけど、入れてくれませんか?」と言っているかのよう。

このように、うさぎによっても仕草に個性が見え隠れします。
「うちの子」ならではの仕草を見つけていくのも、うさぎ飼育の醍醐味!

うさぎは決して派手な動物ではありませんが、観察すればするほど魅力があふれ出す存在なのです。

ばけねこ
ばけねこ

2匹とも性格が全然違うもんね

うっさ
うっさ

私は自立したうさぎよ

ふっさ
ふっさ

あたいはとっても甘えん坊でし

こうした「飼って良かった!」と感じる瞬間については、以下の記事で詳しくご紹介しています!

注意点もある?うさぎを飼うデメリット7選

ここまでうさぎを飼うメリットについてご紹介してきましたが、物事にはデメリットもあるもの。
事前に理解しておくことで、「思っていたのと違った…」という後悔を防ぐことができます。

ここでは、代表的なデメリットを7つご紹介します。
詳しく知りたい方は、章の最後で紹介する「うさぎを飼って後悔した理由」もあわせてご覧ください。

抱っこが苦手な子が多い

うさぎと聞くと、つい「抱っこしてなでなでしたい!」と思ってしまいがち。
ですが、実は多くのうさぎが抱っこを嫌がります。

うさぎはもともと被捕食動物で、他の動物に狙われる立場にあります。
そのため、「持ち上げられる=捕まる」という本能的な恐怖を感じやすいのです。

筆者の飼っている子も、抱っこはほとんどできません。
時間をかけて少しずつ信頼関係を築いた結果、今では短時間の抱っこであれば可能です。

爪切りや動物病院の受診などで抱っこが必要な場面はありますが、無理強いは禁物。
基本的には、「抱っこはできないもの」と覚えておく方が無難です。

うさぎとの触れ合いは、抱っこをしなくても十分に可能です。
うさぎにとって快適な距離感を大切にすると、自然と触れ合える時間が増えていきます。

ばけねこ
ばけねこ

うちの子たちはみんな抱っこ嫌いです

うっさ
うっさ

絶対に許さない

ふっさ
ふっさ

あたいも抱っこは嫌でし

抜け毛が多いので覚悟が必要

うさぎには換毛期と言って、年に数回にわたって毛が生え変わる時期があります。
その期間中は特に大量に毛が抜けるので、こまめな掃除やブラシングなどが欠かせません。

  • 部屋にうさぎの毛が舞う
  • 服や布団に毛が付く
  • 鼻がムズムズすることも…

私の家のうさぎも、換毛期になると抜け毛がものすごいことになります。
毛づくろいでお腹に毛が詰まるのを防ぐためにも、ブラッシングも頻繁に行わなければなりません。

また、服やインテリアなどもうさぎの毛まみれになってしまいます。
特に黒い服などは、ある程度覚悟しておかないとびっくりしてしまうレベル。

「掃除が苦手」「アレルギーが心配」という方にとっては、かなりの負担になるかもしれません。

ばけねこ
ばけねこ

顔中にモジャモジャした毛がまとわりつきますね

ふっさ
ふっさ

ごめんでし

温度管理に注意が必要

うさぎは暑さにも寒さにも弱い動物です。
特に夏場の高温・湿度には非常に敏感で、気を付けないと体調を崩してしまうことも。

基本的には以下のような環境が必要です。

  • 温度:18〜24℃
  • 湿度:40〜60%
筆者の場合も、うさぎのいる部屋は常に温湿度計を設置し、必要に応じて空調を調整しています。

電気代はかかりますが、大切な家族の健康には代えられません。

特に冬場や夏場の空調費は、初めてうさぎを飼う方にはびっくりしてしまうかも…
うさぎの適温に合わせると人間にとっては寒い点も、ちょっとしたデメリットかもしれません。

ばけねこ
ばけねこ

うさぎに合わせると寒い…

うっさ
うっさ

私は快適だからあんたが我慢してね

体調管理が難しく医療費も高い

うさぎには体調不良を隠す習性があります。
これは野生時代に「弱っていることを悟られると捕食されやすくなる」ために身につけた本能。

そのため、気付いたときには思ったより症状が進行しているケースが少なくありません。
何か変化があったら、すぐに病院にかかれるよう準備しておく必要があります。

また、うさぎを診られる動物病院は限られているので、医療費が割高になる傾向があります。

  • 軽度の不調でも初診で数千円〜1万円超
  • 数ヶ月単位での健康診断が推奨される

我が家のうさぎの場合、換毛期になると食事をしないなどの体調不良が表れがちです。
その度に診察・服薬が必要になるので、はっきり言って医療費もバカになりません。

うさぎの健康のためには、こうした経済的な覚悟も必要になってきます。

ばけねこ
ばけねこ

うさぎは保険適用外だからね

ふっさ
ふっさ

お金貯めといてね

動物病院探しが思った以上に大変

うさぎを診られる獣医師は、犬や猫に比べてまだまだ少ないのが現実です。
特に地方では、対応している病院が市内に1〜2件しかないというケースも珍しくありません。

また、うさぎの診療を行っている病院は人気が高く、予約が取りづらい・待ち時間が長いといった問題もあります。
診察を待っている間もうさぎにストレスがかかるので、病院選びは本当に重要です。

我が家のうさぎのかかりつけの動物病院は、診察を待っている間はうさぎを預かってくれます。
待機時間が長い場合は、その病院がどういった対応をしてくれるのか事前に調べておく方が無難でしょう。

初めて飼う場合は、うさぎをお迎えする前に対応可能な動物病院を調べておくことを強くおすすめします。

病院の選び方については、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

懐くまでに時間がかかる

うさぎは犬や猫のようにすぐに懐く動物ではありません。
個体差はありますが、信頼関係を築くには時間がかかると思っていた方が良いでしょう。

うさぎから見れば、人間は自分よりもずっと大きくて不思議な存在。
ペットショップから連れて帰られたときなど、うさぎからしたら宇宙人に攫われたようなものです。

我が家の先代うさぎも、お迎えしてすぐは警戒して近寄ってもくれませんでした。
優しく声をかけたりと、少しずつ信頼関係を築き、ようやく懐いてくれるようになりました。

ただし、これには個体差もあります。

現在飼っているうさぎは、最初から懐っこく人のそばを離れたがらないようなタイプ。
対して先代のうさぎは、警戒心が強くなかなか人に心を開かないタイプでした。

どちらにしても、焦らず、うさぎのペースに合わせてゆっくりと信頼関係を築くことが大切です。

ばけねこ
ばけねこ

うーちゃんもふーちゃんはタイプが違うね

うっさ
うっさ

私はまず疑ってかかるタイプなのよ

ふっさ
ふっさ

あたいはとにかく構ってほしいの!

経済的に負担になることがある

うさぎの飼育費用は一見少なそうに思えますよね。
ただし、積み重ねると意外と負担になることも十分に有り得るのです。

あくまでも目安ですが、主な月々の出費は以下のとおりです。

項目費用(目安)
牧草1,000~3,000円
ペレット1,000~2,000円
ペットシーツ・トイレ砂1,000~2,000円
掃除用品1,000円~2,000円
雑費(おやつ・ケア用品など)1,000~2,000円
合計5,00010,000円程度

先ほどもお話ししたように、夏や冬の空調費、もしものときの医療費などもかかります。
これにサプリメントやおもちゃ代なども上乗せすると、出費はさらに大きくなりがち。

さらにお迎え時の初期費用などもかかってくるので、決してスルーできない出費と言えますよね。

うさぎ飼育の具体的な後悔ポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています!

まとめ

この記事のまとめ
  • うさぎは癒しをくれる反面、繊細で注意が必要な生き物
  • うさぎの飼育には、正しい知識と事前の準備が大切
  • メリット・デメリットを理解すれば、より良い関係が築ける

うさぎ飼育のメリット・デメリットは同じくらい多い

うさぎは静かで愛らしく、癒しを与えてくれる存在。
ですが、一方でデリケートな性質やお世話の手間もあります。

メリット・デメリットの両面を理解したうえで、自分の生活スタイルに合っているかを考えることが大切です。
飼う前にしっかり準備をしておくことで、うさぎとの暮らしはより豊かで幸せなものになります。

この記事を参考に、うさぎと生活ができそうかどうか、ぜひじっくりと検討してみてくださいね!

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