うさぎって実際どうなの?
うさぎを飼おうか迷っている人の中には、そう思う方も多いのではないでしょうか。
可愛くて癒されそうだけど、どんな感じなのかは飼ってみないとピンと来ないですよね。
実際に一緒に暮らしてみると、たくさんの気付きがあるのがうさぎという生き物です。
私自身、10年以上うさぎと一緒に暮らしてきましたが、想像以上に繊細で感情表現も豊かだと感じます。
この記事では、うさぎを飼って「本当に良かった」と感じた瞬間を、長年の飼育経験をもとにお伝えしていきます!
既にうさぎを飼っている人も楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
うさぎと他のペットで飼育を悩んでいる方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
うさぎとの暮らしで気付いたこと

うさぎを飼っている人の中には、飼う前と後でその印象が大きく変わった方もいるのではないでしょうか?
私の場合も、実際にうさぎを飼ってみて気付いたことがたくさんあります。
他の動物に比べると「静かでおとなしい」という印象が大きい、うさぎという生き物。
ですが、飼ってみると想像以上に奥深い存在だと気付くことができました。
この章では、私がうさぎの魅力に気付いたきっかけを簡単にお話しします。
きっかけは売れ残りのうさぎ
私がうさぎを飼ったのは、ホームセンターで売れ残りのうさぎを見つけたからです。
お迎え当初は、「そうは言ってもそこまで手はかからないだろう」と軽く考えていました。
ところが、実際に一緒に暮らしてみるとその考えはすぐに覆されました。
想像していたよりも、うさぎはずっと繊細で手のかかる生き物でした。
温度や湿度、食事や生活リズムなどには常に気を配る必要があります。
少しの変化にもすぐに反応するため、「ラクそう」というイメージとは裏腹に、日々の観察と対応が欠かせません。
ただ、そうした手間をかける中で、「この子を守らなければ」という気持ちが自然と芽生えました。
軽い気持ちで始めたうさぎとの暮らしでしたが、次第にかけがえのない存在へと変わっていったのです。

これもご縁ですね
思っていた以上に感情豊か
うさぎは無表情に見えることがあるかもしれませんが、実はとても感情豊か。
一緒に過ごしていると、「あれ?今ちょっと怒った?」「なんだか嬉しそう」など、心の動きが少しずつ伝わってきます。
たとえば、名前を呼んだらこちらを見てくれたり、片耳を挙げて「聞こえてるよ」と合図してくれたりします。
犬のように派手な感情表現ではないものの、うさぎならではの仕草にとても癒されます!
ときには「撫でて」と甘えてきたり、また落ち込んでいるときには寄り添ってもくれる。
言葉は話せなくても、「信頼してくれている」「好きでいてくれる」と感じられる瞬間が確かにあるのです。
このような感情の通い合いを経験すると、うさぎが家族のような存在だと感じられます。
うさぎを飼って良かったと思える理由のひとつは、こうした目には見えない心の交流にあるのではないでしょうか。

しっかりと自分の感情を伝えてくれます
今ではうさぎが日常の中心
先代のうさぎがお月様へ旅立ってからも、私はうさぎを飼っています。
気付けば、うさぎを飼い始めてから10年以上が経過していました。
うさぎとの暮らしが長くなるにつれて、その存在はいつの間にか生活の軸になっていきます。
朝起きたらまず声をかける、夜はケージを近くで一緒に過ごす。
そんな習慣が自然と日常に根づいていきました。
たとえ忙しい日でも、うさぎの顔を見るだけでほっと心が和らぎます。
決まった時間にごはんを用意したり掃除することで、こちらの生活リズムも整います。
暮らしの真ん中にうさぎがいることで、日々に張り合いと彩りが生まれていきます。
長くうさぎと一緒に過ごすことで、当たり前の日常がとても愛おしく感じられるようになるんですよね。
すっかりうさぎの魅力に取り憑かれた私は、これからもうさぎと一緒に暮らしを楽しむと思います。

うさぎ様中心の暮らし…

私たちが生活の中心ね

そうでし
うさぎを飼って良かったと思う10の瞬間

うさぎとの暮らしには、想像以上にたくさんの「良かった」が詰まっています。
静かな存在だけど、犬や猫のように分かりやすくはないけれど、深く心に寄り添ってくれる。
そんな瞬間の積み重ねが、日常を豊かにしてくれるのです。
この章では、うさぎと10年以上暮らす中で実際に感じた「良かった」瞬間を10個ご紹介します!
何気ない仕草に癒されたとき
うさぎの仕草を見ているだけで、本当に癒されます!
言わずもがな、どんな子であってもとってもビジュのいい、うさぎという生き物。
しかし、うさぎは見た目だけではなく仕草もいちいち可愛いのです。
たとえば、毛づくろいをしているときの真剣な顔や、ごはんを「もぐもぐ」と食べている姿。
鼻をヒクヒクさせながら周囲を観察している様子も、こちらがつい見入ってしまうほど。
ただ寝そべっているだけの姿でも、リラックスしてゴロンと横になる姿も、本当に可愛い!
ウトウトしながら睡魔に抗う仕草は、ついちょっかいを出したくなるような可愛さです(笑)
こうした何気ない仕草に、私のようなうさぎ飼いは毎日のように癒しを貰えるのです。
疲れているときや落ち込んでいるときも、ただそっと見つめているだけで「大丈夫だな」と思えます。
「何もしていない時間」が「癒される時間」に変わる。
それが、うさぎと暮らす日々の魅力のひとつです。
名前を覚えてくれたとき
うさぎに名前を覚えてもらえたときは、うさぎとの距離がグッと縮まったと感じます!
うさぎは犬や猫ほど反応が分かりやすくない動物と思われがち。
ですが意外と記憶力もあり賢いので、信頼する人の声をきちんと聞き分けています。
最初は無反応だったのに、ふとした瞬間に名前を呼んだら反応してくれた!
そんな瞬間は、まるで言葉が通じたような感動を覚えます。
うさぎの性格にもよりますが、信頼が築けると…
- 呼びかけに反応してくれる
- 足元に寄ってくる
- 撫でられるのを待つようになる
といった変化が見られるようになります。
ちなみにうちの子は、寄ってきてはくれないものの「聞こえてるよ」と反応してくれます。
主に片耳を動かしたり、声のする方をチラッと見たりして…(笑)
「この子は私を信じてくれている」と思えたとき。
うさぎとの絆の深さを実感できて、良かったと思えます。
静かに寄り添ってくれたとき
うさぎは静かにそばにいることで気持ちを伝えてくれる動物です!
うさぎの愛情表現は、犬や猫のように決して派手ではありません。
鳴き声もないので地味ですが、隣に寄り添うことでしっかりと気持ちを伝えてくれます!
たとえば、飼い主が疲れて床に座っていると、隣にちょこんと寄ってきて一緒に座る。
膝の上には乗らなくても、足に身体をくっつけてじっとしている。
うちの先代の子は、私が落ち込んでいるとよく体をくっつけて寄り添ってくれました。
その姿はまるで「私がいるんだから安心しなさいよ」と言ってくれるかのよう。
騒がしさはないけれど、その存在がそっと支えになっている。
言葉のないうさぎだからこそ、静かな共感が心に沁みるのです。
飼い主を信頼して、そっと体を寄せてくれる。
この特別な優しさも、うさぎと暮らす喜びのひとつです。
生活リズムが整ってきたとき
うさぎと過ごすことで、毎日の暮らしに自然とリズムとハリが生まれます!
うさぎは時間にうるさく、習慣にも敏感な生き物。
朝の「おはよう」の挨拶、ごはんの時間、部屋んぽの順番など、日々のルーティンを覚えてくれます。
朝は決まった時間になると「そろそろごはんの時間だよ」と言わんばかりに猛アピール!
我が家の場合はサークルの中で半放し飼いなのですが、サークルをガリガリ引っ掻いて催促します。
また、うっかりトイレなどが汚れていると、こちらをじっと見つめて「掃除して!」と目で訴えてきます。
忙しくてもその無言の圧を感じると、「よし、今日もちゃんと向き合おう」と思えるようになります。
気付けば、うさぎとの時間が生活の基準に!
ちょっと大変なことはあるものの、自分自身も穏やかで規則正しい暮らしにシフトしていきます。
「うさぎがいるからこそ、今日も丁寧に暮らせた」
そんな風に思える日が、少しずつ増えていくのです。
その子だけの個性に気付いたとき
うさぎにも、一匹一匹にしっかりとした個性があります!
うさぎはみんな一緒と思われがちですが、実はとっても個性的な生き物です。
最初は「みんな似てるのかな?」と思っていたとしても、一緒に暮らすうちに驚くほど細やかな違いに気付くようになります。
たとえば…
- 好き嫌いがはっきりしている食べ物
- お気に入りの寝る場所や遊び方
- 人見知りか甘えん坊か、などの性格
などなど、うさぎによって千差万別!
一緒に暮らしているうちに、「うちの子」ならではの個性が見えてくるようになります。
こうした個性に触れられるのは、うさぎと一緒に長い時間を過ごしているからこそ。
「この子はこれが好きなんだな」「逆にこういうこうとは苦手なんだな」など…
その個性を尊重することで、うさぎとの関係もより深く、温かいものになっていくのです。
ただのペット”ではなく、“この子だからこそ”という特別な存在に変わる。
それが、うさぎと暮らす面白さのひとつです。
うさぎの賢さに驚かされたとき
うさぎの観察力や学習能力の高さに驚かされることがあります!
私たちが思っている以上に、うさぎはとっても賢い生き物。
既にうさぎを飼っている人の中には、うさぎの観察力や学習能力の高さに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
たとえば、うさぎはトイレを覚えると、基本的には決まった場所でしかしなくなります。
また、飼い主の行動パターンを把握して生活リズムを合わせようとしてくれるのも賢い証拠。
飼い主の動きを見て、「病院に連れて行かれる!」と悟って必死で隠れたりもします。
うさぎは賢いだけではなく、私たち人間を観察する力も持っています。
勘が良すぎて困ることもありますが、「ちゃんと見ていて、理解しているんだな」と感心させられます。
うさぎは無表情に見えるかもしれませんが、その中にはたくさんの知恵や気遣いが詰まっています。
「こんなに小さくても、しっかり考えてるんだ」と思えたとき。
うさぎを見る目が変わるかもしれません。
写真や動画で幸せを再発見したとき
うさぎとの日常は、あとから見返してこそ「こんなに幸せだったんだ」と気付ける!
何気なく撮った写真や動画を見返したとき。
当時は気付かなかった表情や仕草に「うちの子、やっぱり可愛い!」と唸ってしまうことがあります。
親バカといえばそれまでなのですが、写真や動画でこそ気付ける良さがあります。
無邪気な寝顔や、ごはんを食べる瞬間、ジャンプしている姿など、小さな一瞬が宝物になります。
出先でうさぎの写真を眺めていると、本物に会いたくてたまらなくなることも!
こうした記録は、単なる思い出以上に「この子と暮らしていて良かった」と実感させてくれるきっかけになります。
忙しい日々の中で忘れかけていた喜び。
それらを、写真や動画がそっと思い出させてくれます。
周囲との会話や関係が広がったとき
うさぎをきっかけに、人とのつながりが自然と増えることもあります!
うさぎはただ可愛いだけでなく、人との繋がりの架け橋になってくれることもあります。
家族との会話の中で「今日はこんなことがあったよ」と話題になったり、友人にうさぎの写真を見せて盛り上がったり。
SNSで他のうさぎ飼いさんと繋がることも珍しくありません。
周りにうさぎ飼いさんがいる場合は、共通の話題で盛り上がったりもします。
うさぎの様子を話し合ったり、かかっている動物病院の話題を共有したりできるので助かります。
動物を介した交流は、お互いの価値観や生活感を共有しやすく、深い繋がりになりやすいものです。
そういった意味でも、うさぎってすごいなあ…としみじみ感じます。
「うさぎがいたから、こんな関係が生まれた」
そんな風に、思わぬ広がりを感じることもあります。
小さな喜びに気付いたとき
うさぎと暮らすようになると、日常の些細なことに喜びを感じられるようになります!
うさぎは基本的に鳴きませんし、大きなリアクションもありません。
また、うさぎ自身も基本的には変化を好む動物ではありません。
でも、だからこそ…
- 表情がイキイキしているように見える
- 今日はトイレの失敗がなかった
- 毛のツヤがいつもより良い気がする
…といった、ほんの些細な変化に気付けるようになっていきます。
何かと忙しい現代人の私たちにとって、小さな変化は見過ごされがち。
しかし、うさぎと暮らしていると、自然とこうした変化を喜べるように。
これは、人間側の「観察力」や「心のゆとり」が育っている証拠でもあります。
静かな時間の中で、小さな幸せに気付ける自分になる。
それは、うさぎと暮らすことで得られる大きなメリットです。
自分自身も成長できたとき
うさぎと暮らす中で避けて通れないのが、「命」と真正面から向き合う時間です!
体調を崩したときや老いが見え始めたときは、どうしても不安や焦りがつきまといます。
それでも、「何かしてあげたい」と思いながら一生懸命に向き合う日々。
それらは言葉にできないほど濃密で、大切な時間になります。
通院や投薬、食事のサポートなど、できる限りのことをしてあげようと思いますよね。
その中で、自分自身の心の弱さや強さとも向き合うことになります。
そこで「一緒にいる時間、一日一日を大切にしなければ」と気付きます。
うさぎは命の尊さと向き合う覚悟を教えてくれる存在です。
その経験は、間違いなく自分を成長させてくれます。
まとめ

うさぎを飼っていると「良かった」瞬間はたくさんある
ここまで、うさぎを飼って「良かった」と思う瞬間を10個ご紹介してきました。
うさぎの飼育は想像以上に手間がかかりますが、それ以上にうさぎと暮らす日々には楽しさがあります。
また、意外な気付きや発見が得られるのも、うさぎを飼うことで得られる大きな恩恵。
この記事が、うさぎとの新しい暮らしを考えている方の参考になれば幸いです!