うさぎって大変?飼うか迷っているあなたに10の質問

ペット歴10年が語る! うさぎの魅力と飼育のリアル 基礎知識

うさぎを飼いたいけど、本当に自分に合っているのか不安…

ばけねこ
ばけねこ

それなら確認してみましょう

「うさぎを飼ってみたい!」
「飼いやすいって意見が目立つけど、飼うのは大変だっていう意見も聞くし…」
「実際にはどうなの?」

そんなふうに気になっている方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、うさぎを飼うのはそれなりに大変です!

この記事では、うさぎを飼うかどうか悩んでいる方に向けて、10の質問形式で疑問にお答えします。

うさぎとの生活ができそうかどうか、この機会にぜひ振り返ってみてください!

この記事はこんな人におすすめ
  • うさぎを飼うかどうか迷っている方
  • うさぎの飼育がどれだけ大変なのか知りたい方
  • うさぎを飼う準備が整っているか判断したい方
  1. うさぎの性格や生活リズムを理解できていますか?
  2. 初期費用や毎月の費用は用意できそうですか?
  3. 近くにうさぎを診られる動物病院はありますか?
  4. 家族または自分にアレルギーの心配はありませんか?
  5. 長期の旅行に行けなくなる覚悟はありますか?
  6. 何かあったとき代わりにお世話をしてくれる人はいますか?
  7. うさぎのデメリットに納得できますか?
  8. お部屋の環境はうさぎ向きですか?
  9. 毎日のお世話に時間をかけられますか?
  10. 本当に「うさぎを飼う覚悟」がありますか?
  11. まとめ

うさぎの性格や生活リズムを理解できていますか?

うさぎの活動時間は朝夕が中心

うさぎは薄明薄暮性といって、朝と夕方に活発になる習性を持っています。
そのため、基本的にはこのリズムに合わせたお世話が求められます。

たとえば朝と夕方にケージから出して遊ばせたり、食事を与えることがうさぎにとって自然なサイクルです。
昼間に騒がしい環境が続くとストレスを感じやすくなるため、飼い主の生活スタイルとの相性も重要です。

環境変化やストレスに敏感

うさぎは非常に繊細で、環境の変化に弱い動物です。
引っ越しや模様替え、新しいペットの迎え入れなどがストレスの原因となることがあります。

また、知らない人が家に来たり、小さな子供の声や大きな音が頻繁に聞こえる環境では体調を崩すことも。
初めてお迎えした際は、しばらく静かに見守り、無理に触れ合おうとしないことが大切です。

飼い主になつくまでに時間がかかる

うさぎは犬や猫のようにすぐになつく動物ではありません。
個体差もありますが、警戒心が強い子の場合、飼い主に心を開くまで数週間から数カ月かかることもあります。

うさぎがリラックスして過ごせる環境を整えることで、徐々に絆が深まります。
うさぎは一度信頼すると、そばに寄り添ったり、自分から触れ合いを求めるようになる動物です。

初期費用や毎月の費用は用意できそうですか?

初期費用はどれくらいかかるの?

うさぎを迎える際には、基本的な用品を揃える必要があります。
ケージはもちろんのこと、食器やトイレ用品、牧草やペレットなどなど…

お部屋がフローリングの方は、うさぎの足を痛めないような床材も必要になります。
これらを合わせると、初期費用として約2万円~4万円程度が必要です。

毎月の飼育費用の目安は?

うさぎを飼うには最低限の維持費が必要です。
牧草やペレット、トイレ用品の種類にもよりますが、月々5,000円程度が目安です。

うさぎは高温多湿に弱いので、温度管理にかかる費用も覚悟しておかなければなりません。
夏の冷房や冬の暖房でエアコンを使用するため、光熱費が2,000円~5,000円程度増加することもあります。

病気やケガの治療費も考慮が必要

うさぎは体調を崩しやすいので、病気やケガが生じた場合、治療費が高額になることがあります。
たとえば、健康診断に数千円~1万円程度、緊急の手術や入院となると数万円以上かかる場合も。

またうさぎは、歯の噛み合わせが悪くなる不正咬合や、消化器のトラブルが生じやすいです。
特にうさぎを診られる動物病院は限られているため、専門性が高い分だけ診察費も高くなりがちです。

近くにうさぎを診られる動物病院はありますか?

うさぎを診られる病院が少ない理由

うさぎを診られる動物病院は犬や猫と比べて少ないのが現状です。
その理由の一つに、うさぎはエキゾチックアニマルと分類されているためです。

エキゾチックアニマルとは、犬や猫以外のペットを指し、その診療には特殊な知識や設備が必要です。
そのため、うさぎの診療を専門に行う獣医師が限られているのです。

定期的な健康診断が重要

うさぎは体調が悪くても症状を隠すことが多く、異変に気付いたときには病状が進んでいる場合があります。
そのため、年に1~2回の健康診断を受けるのがおすすめです。

診断では、体重の変化を確認し、急激な減少がないかチェックします。
普段の健康状態を記録しておくことで、万が一のときに獣医師へ正確な情報を伝える助けにもなります。

信頼できる動物病院の探し方

信頼できる動物病院を見つけるには、口コミやSNSで他の飼い主の体験談を参考にするのがおすすめです。
また、事前に病院へ問い合わせて「うさぎを診られるか」を確認しておくことも有効的です。

筆者は調査不足からうさぎを診られない病院を選んでしまい、病気の早期発見ができなかったことがありました。
このような可能性もあるので、事前にしっかりと信頼できる病院を確認しておくことが大切です。

ばけねこ
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病院選びは本当に大切だと痛感してます

家族または自分にアレルギーの心配はありませんか?

注意したいアレルギーの可能性

うさぎを飼う際、気をつけたいのがアレルギーです。
うさぎ自体によるアレルギーや、うさぎの主食である牧草によるアレルギー反応が挙げられます。

特に牧草は細かい粉や花粉を含むため、くしゃみや目のかゆみ、鼻づまりといった症状が出ることがあります。
アレルギーが心配な場合は、うさぎや牧草に触れる機会を事前に設け、自分や家族に症状が出ないか確認することをおすすめします。

事前にアレルギーの有無を確認するべき理由

うさぎを飼い始めてからアレルギーが判明すると、飼育を続けることが難しくなる場合があります。
そのため、飼う前にアレルギーがないかを確かめておくことが大切です。

医療機関でアレルギー検査を受ける方法や、ペットショップやうさぎを飼っている友人宅で直接触れ、体調に変化がないか確認する方法も有効です。

アレルギーに備えた環境づくりのポイント

うさぎを飼う際には、アレルギーの発症や悪化を防ぐ環境を整えることが重要です。

牧草の粉やうさぎの毛を吸い込むのを防ぐため、空気清浄機を設置すると効果的です。
また、ケージ周辺の掃除をこまめに行い、牧草の細かい粉や毛を溜め込まないよう心がける必要があります。

このように、アレルギーに配慮した準備を整えることで、快適なうさぎとの暮らしが実現します。

長期の旅行に行けなくなる覚悟はありますか?

旅行や出張で家を空ける場合の課題

うさぎを飼うと、旅行や出張で家を空けることが大きな課題となります。
うさぎは環境の変化やストレスに弱いため、長時間放置するのは非常にリスクが高いです。

1泊程度なら食事や水を準備しておけば問題ない場合もありますが、これ以上の不在は対応が難しくなります。
特に高齢のうさぎや病気を抱えたうさぎの場合は、たとえ1泊であっても旅行や出張はおすすめできません。

ペットホテルや知人への依頼の現実

旅行中にうさぎの世話をお願いする手段として、ペットホテルや知人への依頼があります。
しかし、基本的にはどちらもあまりおすすめできません。

うさぎを預かることに対応したペットホテルは、犬や猫に比べて非常に少ないのが現状です。
また、うさぎにとって見知らぬ場所やスタッフとの接触は大きなストレスとなる可能性があります。

できれば依頼自体を避けることが望ましいため、お迎えを決意する前に飼育管理の現実と向き合うことが大切です。

長期間不在時のリスクと対応策

うさぎを飼う場合、長期間の旅行は基本的に諦める覚悟が必要です。
うさぎは毎日の世話が欠かせず、環境の変化や孤独感に敏感なため、不在が長引くほど健康面のリスクが高まるためです。

やむを得ず家を空ける場合には、信頼できる知人や家族に世話を頼むことが重要です。
このような工夫をしても旅行中の不安を完全に取り除くことは難しいため、飼い主として慎重な判断が求められます。

何かあったとき代わりにお世話をしてくれる人はいますか?

病気やケガなど、飼い主が世話できない場合

うさぎを飼う以上、飼い主自身が病気やケガをするなど、世話ができなくなる状況を考慮しておく必要があります。

うさぎは日々の食事や水の補充、トイレ掃除などが欠かせない動物です。
万が一に備え、「自分が世話できなくなったらどうするか」を事前に計画しておくことが重要です。

うさぎの生活は飼い主に依存しているため、代わりにお世話をしてくれる存在が不可欠です。

協力してくれる人がいると安心

一緒に住む家族がうさぎの世話に協力してくれると、不測の事態にも安心です。
飼育の基本的な知識や日常的な世話の方法を共有しておくと良いでしょう。

近くに住んでいる友人や知人に頼む選択肢もあります。
ただし、うさぎを飼った経験がない方の場合、餌の種類や量、トイレの掃除などの細かいポイントを事前に伝えておく必要があります。

緊急時のサポート体制を準備する方法

うさぎを飼う以上、緊急時にもお世話が続けられるようサポート体制を事前に整えておくことが重要です。
信頼できる家族や友人にお世話をお願いできるよう準備しておくと安心です。

その際、うさぎの性格や食事内容、日常のスケジュールなどを詳しく記したメモを用意しておくとスムーズです。
また、緊急時に連絡が取れる動物病院の情報をリスト化し、必要に応じてすぐ行動できるよう備えておきましょう。

うさぎのデメリットに納得できますか?

抜け毛の多さには覚悟が必要

うさぎは抜け毛が多く、特に換毛期には驚くほど毛が抜けます。

部屋中に毛が飛び散り、家具や衣服に付着することも少なくありません。
洋服の素材によっては取っても取ってもうさぎの毛が布地にまとわりつく、なんてことも…

抜けた毛を飲み込んでしまうと毛球症などのリスクも高くなるため、注意が必要です。

なんでもかじる習性への対策

うさぎは歯が一生伸び続ける動物であり、自然に歯を削るために何でもかじろうとします。
この習性は家具や電気コード、壁紙などを破損させる原因となります。

誤って危険なものをかじってしまうと、健康被害を引き起こす恐れもあります。
そのため、うさぎが安全に歯を削ることができるアイテムを与えたり、物理的にうさぎが物をかじらないように部屋の環境を工夫する必要があります。

年間を通したエアコン利用の必要性

うさぎは温度管理が難しく、特に高温多湿には非常に弱い動物です。

うさぎにとって快適な室温は、18〜24℃程度とされています。
夏の暑さや冬の冷え込みは命に関わるため、年間を通して室温管理が欠かせません。

快適な環境を維持するためには、エアコンの使用が必須となります。

お部屋の環境はうさぎ向きですか?

ケージの置き場所に注意

うさぎのケージは適切な場所に設置することが重要です。
カーテンなども活用し、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避けます。

うさぎは音や振動に敏感なため、静かで落ち着ける場所を用意してください。
玄関など、人の往来が多く寒暖差の激しい場所も避けてください。

スペースづくりや危険物の除去が大切

うさぎは狭いケージ内だけで生活するのではなく、部屋の中を自由に走り回る部屋んぽの時間が必要です。

電気コードは、できれば遠ざけるかカバーをつけ、観葉植物などの有毒なものはうさぎの届かない場所に置きます。
必要に応じてペットサークルなどを利用し、最低でもうさぎが全力で走れる程度のスペースを用意してください。

うさぎの足が滑るとケガをする可能性があるため、カーペットやラグを敷いてあげると安心です。

部屋全体をうさぎ目線で見直す

うさぎの目線で部屋を見直すことで、潜在的な危険を事前に排除できます。

棚の下や隙間など、うさぎが入り込んでしまう場所は塞ぎましょう。
また、家具の裏に溜まった埃やゴミも掃除しておくと、環境が清潔に保たれます。

さらに、うさぎの性格や好みに応じて、お気に入りの場所を作ってあげると、安心感を高めることができます。

お部屋の環境づくりについては、以下の記事で詳しく解説しています。

毎日のお世話に時間をかけられますか?

毎日のトイレ掃除やブラッシングは必須

うさぎの健康を保つためには、トイレ掃除は毎日の習慣にする必要があります。
汚れたトイレは臭いや病気の原因になるため、特に注意が必要です。

また、抜け毛が多い時期は入念にブラッシング週2~3回程度が目安)する必要があります。
これらはすべて短時間で済むものですが、根気良く続ける継続力が必要です。

スキンシップを図る時間が重要

うさぎは遊び好きで好奇心旺盛な一面を持ち、飼い主とのスキンシップを通じて信頼関係を築くことができます。
日々の世話や観察を通じて、性格や体調の変化に気付けることは、健康を守るためにも重要です。

おもちゃやトンネルを活用して、一緒に遊ぶ時間を設けると、楽しみながらスキンシップを深められます。
観察を習慣化することで、日々の行動や健康状態の変化をいち早く察知でき、うさぎがリラックスできる環境を整えることにつながります。

生活リズムを調整し、長時間放置を避ける

うさぎは人との触れ合いを必要とする生き物です。
たとえ仕事などで日中に家を空ける場合でも、帰宅後には十分な時間を割いて世話をする覚悟が求められます。

休日には少し長い時間を取って部屋んぽをさせることで、運動不足やストレスを防げます。
忙しい日々の中でもうさぎとの時間を大切にすることで、お互いに楽しく充実した暮らしを送ることができます。

本当に「うさぎを飼う覚悟」がありますか?

うさぎを飼う前に考えるべき責任の重さ

うさぎを飼うということは、一つの命を預かることです。

うさぎは小さな動物ですが、日々の世話や環境づくりには多くの時間と労力が必要です。
たとえば、飼い主が体調を崩したり、忙しい生活を送っているときでも、うさぎの世話は欠かせません。

そのような状況でも責任を全うする覚悟が必要です。

長生きするうさぎと向き合う心構え

うさぎは一般的に7〜8年、長ければそれ以上生きることがあります。
これだけの期間、愛情を持ってお世話をし続ける覚悟が必要です。

他の小動物と比べて寿命が長い分、ライフステージの変化にも対応する必要があります。

たとえば、引っ越しや転職、結婚、子どもの誕生など、生活環境が大きく変わる場合でも、うさぎとの生活を最優先に考える意識が求められます。

飼い主としてのライフスタイルの調整

当たり前ですが、うさぎは自分だけでは生活できません。
毎日のお世話には、かなり手間暇をかけてあげる必要があります。

具体的には掃除や食事の準備、健康チェックの時間の確保など。
このように、うさぎの健康や幸福を第一に考えたライフスタイルの調整が求められます。

まとめ

うさぎを飼うのは大変!慎重にお迎えの決断をすることが大切

この記事では、うさぎを飼う際に考えるべきポイントをお伝えしました。
うさぎは多くの人が思っている以上に繊細で手間のかかる動物です。

これまでの10の質問に答えながら、うさぎとの生活について、ぜひもう一度じっくり考えてみてください。
うさぎにとって、あなたが素晴らしい飼い主となることを心から願っています!

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