うさぎにトイレって必要なの?

トイレは絶対にあった方が良いです!
うさぎにトイレが必要かどうか、疑問に思う飼い主さんは多いかもしれません。
結論から言うと、うさぎのトイレは絶対にあった方が良いです。
実はトイレを設置することで、清潔さやニオイ対策だけでなく、健康チェックまでできるからです。
とはいえ、サイズや形、使うシーツや砂によって快適さは大きく変わりるもの。
この記事では、初心者さんでも失敗しにくい選び方とおすすめトイレを、分かりやすく解説します!
うさぎ用トイレはなぜ必要?メリット3つ

飼い主さんの中には、「うさぎにトイレって必要なの?」と感じる方もいるのではないでしょうか。
トイレがあった方がいいかどうかで答えるとすると、絶対にあった方がいいです。
うさぎのトイレは単なる飼育の便利さだけでなく、健康管理や住環境の快適さにも直結します。
ここでは、うさぎにトイレを用意すると得られる、代表的な3つのメリットをご紹介します!
「すぐにおすすめ商品が知りたい!」という方はこちらからどうぞ。
清潔を保ちやすくなる
うさぎはきれい好きな動物なので、もともと同じ場所で排泄する習性があります。
トイレを設置すれば排泄物が一箇所にまとまり、ケージや部屋全体を衛生的に保ちやすくなります。
よくあるのが、「うさぎってトイレを覚えるの?」という疑問。
大丈夫、大抵のうさぎはきちんとしつけを行えば、トイレを覚えてくれます!
うちの子たちは2匹とも、お迎えしてすぐにトイレを覚えてくれました。
もしも床やカーペットの上に直接してしまうと、掃除が大変なだけでなく、足裏や被毛が汚れてしまいます。
長毛種や白い毛色のうさぎは汚れが目立ちやすいので、清潔を保つためにもトイレの設置は欠かせません。
トイレのしつけについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
ニオイを抑えられる
うさぎの尿にはアンモニア臭があるので、そのままにしておくと部屋全体に広がってしまいます。
トイレを使えばペットシーツやトイレ砂で尿を吸収し、ニオイの拡散を防げます。
ペットシーツについては、市販の犬猫用のもので代用OK。
我が家もサイズの合う犬猫用のものを探してそれを使用しています。
さらに、こまめな掃除やうさぎ専用の安全な消臭スプレーを併用すると、特に夏場のニオイ対策が効果的になります。
消臭スプレーは、うさぎ専用のものがあるのでそれを使用するのが一案効果的で、安全です。
健康チェックができる
トイレを設置すると、尿や便が一箇所に集まるため、排泄物の状態を毎日確認しやすくなります。
尿の色や量、便の形や大きさは健康状態を反映する大事なサインです。
例えば、急に尿が赤っぽくなった場合や、便が小さく硬くなった場合は、何らかの不調が疑われます。
もし排泄物に異常があればすぐに分かりますし、便を回収するのも楽なので病院にも持参しやすいです。
日々の掃除の中で自然に健康チェックができるのは、トイレを設置する大きなメリットと言えます。

すぐに健康チェックができるからいいね

病院は嫌だけどね
初心者向け!うさぎのトイレの選び方

うさぎ用トイレは見た目が似ていても、サイズや形状、材質によって使い勝手が大きく変わります。
安易に選んでしまうと、後々使いにくくなったり、うさぎが落ち着かずに失敗してしまうこともあります。
ここでは、初めてでも失敗しにくいトイレ選びの4つのポイントを順番にご紹介します!
サイズ:成長後も使える広さ
うさぎは子うさぎのときは小さくても、成長すると体長や体重がほとんど倍以上になります。
そのため、成長後もゆったり座れる広さを選ぶことが大切です。
理想は体がすっぽり入って、向きを変えられるスペースがあること。
小さすぎるトイレではお尻や足がはみ出してしまい、失敗の原因になってしまいます。
購入前に、ご自宅のうさぎさんが成うさぎになったときの平均サイズを調べておくと安心です。
うちの子の場合は、子うさぎのときから前もって大きめサイズのトイレを使用しました。
ミニウサギ(ミックス)なので、どれくらい大きくなるのか分からなかったというのもあります。
ネザーランドドワーフなどの小型種であれば小さめでも良いですが、可能であれば大きめトイレの方が使い勝手は良いと思います。

うちの子は最初から大きめトイレでした

大は小を兼ねるでし
形状:ケージや飼育スタイルに合わせる
トイレの形状は大きく分けて、ケージの角に置く三角形タイプと、広さのある四角形タイプがあります。
- 三角形タイプ
省スペースで、ケージ内を広く使える。
初心者や小型〜中型のうさぎに向く。
- 四角形タイプ
大型うさぎや、ケージ外で遊ばせる時間が長い場合に向く。
体をひねらず自然な姿勢で使える。
サイズ感にもよりますが、ケージの中で使用する場合は、よほど大きな子以外は三角タイプで良いと思います。
我が家ではケージ内は三角タイプ、サークル内では四角タイプと、それぞれ使い分けています。
飼育環境やケージの広さに合わせて選ぶと、うさぎも快適に過ごせます。
特にどのような飼育環境かによってトイレの大きさは大事なので、よく検討してみてください。

放し飼いであれば四角形タイプが安定しておすすめです
材質:プラスチック・メッシュの違い
トイレの足場部分の材質や構造は、掃除のしやすさや足裏の健康に影響します。
- プラスチックタイプ
軽くて扱いやすく、足裏にやさしい。
ただし汚れが溜まりやすく、こまめな掃除が必要。
- メッシュタイプ
排泄物が下に落ち、足裏が汚れにくい。
ただし長時間だと足裏に負担がかかる場合あり。
基本的にうさぎのトイレ掃除は毎日行うものなので、どちらのタイプでも問題ないかと思います。
ただし、汚れの落ちやすさを考えると、私のおすすめは足場部分がメッシュになっているものです。
プラスチックタイプは、メッシュタイプと比較するとやや汚れやすいです。
私の家では、どちらのトイレも足場部分はメッシュタイプのものを使用しています。

どちらにしても、トイレはこまめな掃除が大切
留め具:ナット(しっかり固定)一択
うさぎのトイレをケージなどに固定する場合、ナットなどでしっかり留めるタイプと、チェーンで留めるタイプがあります。
長年の飼育経験から断言しますが、固定は絶対にしっかり留められるナット式タイプが良いです!
トイレとケージをチェーンで固定するタイプの場合、高確率でうさぎがイタズラをします。
具体的には、チェーン部分を歯で引っ張ってガチャガチャとトイレを揺らすのです。
この音、侮れないくらいものすごくうるさいです。
ケージの中で退屈しているとすぐに音を鳴らすので、特に夜は眠れなくなってしまうことも…
筆者は先代うさぎのときにチェーン固定タイプのトイレを使っていましたが、ものすごい音でした。
たまらずすぐに買い替える羽目になったので、固定はナット式にするのがおすすめです。
中にはフックで留めるものもありますが、これも結構な音が鳴るのであまりおすすめしていません。

とにかく、固定したらピクリとも動かないトイレを!
おすすめ商品|うさぎ用トイレの種類と特徴

うさぎ用トイレにはいくつかの形状があり、それぞれに特徴や向き・不向きがあります。
安易な理由だけで選ぶと、うさぎが使いにくかったり掃除が大変になったりすることも。
ここでは、代表的な形状別にメリット・デメリットを整理します!
三角形トイレ(ケージ角用)
ケージの角にぴったり収まるコンパクトなタイプ。
限られたスペースでも設置できるため、ケージ内を広く使いたい方に人気です。
メリット | デメリット |
---|---|
ケージの角にフィットし、省スペースで設置可能 | 成長したうさぎには窮屈になる場合がある |
うさぎの習性(隅で排泄する)に合いやすい | お尻や足がはみ出しやすく失敗が増える可能性 |
比較的安価で入手しやすい | ー |
四角形トイレ(広め)
面積が広く、うさぎが自然な姿勢で座れるタイプ。
大型うさぎや、ケージ外でもトイレを使わせたい場合に向きます。
メリット | デメリット |
---|---|
体をひねらず排泄でき、姿勢が安定 | ケージ内の占有スペースが大きい |
大きめのうさぎや複数飼育にも対応可能 | 三角形タイプに比べて価格がやや高め |
お尻や足がはみ出しにくく失敗が少ない | ー |
セット販売(ケージ+トイレ)
ケージとトイレがセットになっている商品は、うさぎを初めて飼う方に人気です。
サイズや形状があらかじめ合うように設計されているため、買ってすぐに使えます。
メリット | デメリット |
---|---|
初期費用をまとめて抑えられる | 単品で揃えるより選択肢が限られる |
サイズや形状の相性が良いので失敗が少ない | トイレを交換したくなった場合、サイズが合わないことがある |
買ってすぐに使えるので初心者でも安心 | ー |
うさぎのトイレを長持ち&清潔に保つコツ

うさぎのトイレを快適に保つには、適切なペットシーツやトイレ砂の使用がポイントです。
吸収力が高く足裏が汚れにくいアイテムを選ぶことで、ニオイを抑え、トイレ本体の寿命も延びます。
ここでは、トイレに欠かせないペットシーツとトイレ砂についてご紹介します!
ペットシーツの選び方と使い方
ペットシーツは毎日使う消耗品なので、うさぎにも飼い主にも負担が少ないものを選ぶことが大切です。
そこで、まずは選ぶときにチェックしておきたいポイントを整理します。
- 無香料タイプ
- 吸収力が高く、裏漏れしにくい構造
- トイレの大きさに合うもの
- トイレの底に敷けるサイズを選ぶ
- 足場(すのこ)部分の下に敷く
- 1日1〜2回の交換が理想
私はペットシーツのみを使用していますが、1日1回の交換でニオイはほとんど気になりません。
ペットシーツは小動物用に限らず、犬用や猫用のものでも、トイレの中に敷く場合は問題なく使えます。
コストや入手しやすさを考えて選ぶのもおすすめです。
トイレ砂の選び方と使い方
トイレ砂は吸水性や消臭力に優れているので、うさぎのトイレを清潔に保つのに役立ちます。
ただし、素材や種類によっては健康を害することもあるため、正しい選び方が大切です。
- 小動物用で、うさぎが誤食しても安全な素材
- 粉塵が少なく、呼吸器に負担をかけない
- 消臭力と吸水性が高いもの
- トイレの底に1〜2cm程度敷く
- 足場部分の下に入れて、うさぎの足に直接触れさせない
- 汚れた部分は毎日取り除き、全交換は週1〜2回
注意点としては、猫用の固まる砂は代用しないこと。
うさぎ専用のトイレ砂として売られているものがベストです。
また、香り付きの砂はうさぎにとってストレスになってしまうので、避けるようにしてください。
結論:どちらを選ぶべき?
結論から言うと、ペットシーツとトイレ砂は併用するとより効果的です。
ですが、こまめに掃除すればどちらか一方でも問題ありません。
筆者のようにペットシーツのみで1日1回交換する方法でも、清潔さとニオイ対策は十分可能です。
経済的なのは、犬猫用のものでも代用可能なペットシーツの方かもしれません。
ただし、ペットシーツはトイレからはみ出しているとうさぎが引っ張ってイタズラします。
誤飲にもつながり危険なので、トイレの中にしっかり収まるように使うようにしてください。
まずは両方使ってみて、自分に合う方を継続して使っていくのが良いかと思います。

私も両方使ってみて、今はペットシーツに落ち着きました
まとめ

うさぎ用トイレは飼育環境に合ったものを選ぶのがおすすめ
うさぎのトイレ選びは、清潔さやニオイ対策だけでなく、健康チェックにも欠かせません。
三角形や四角形など、形状や材質には特徴があり、飼育環境に合ったものを選ぶことが大切です。
また、ペットシーツやトイレ砂を活用すれば、掃除がしやすく長く清潔に使えます。
今回ご紹介したポイントを押さえれば、初心者の方でも失敗しにくく、うさぎにとっても快適な環境が整います。
ぜひ、ご家庭に合ったトイレを選んでみてくださいね!