うさぎが物をかじる!体験談で分かる失敗とかじられなくなる対処法

うさぎが物をかじる!体験談で分かる失敗とかじられなくなる対処法 飼育方法
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うさぎに物をかじられた!なんとかならない?

ばけねこ
ばけねこ

ちゃんと対策すれば被害を減らせます

うさぎに家具やコードをかじられて困っていませんか?
私も財布やコードを何度もダメにされ、「どう対策すればいいの?」とざんざん悩んできました。

うさぎが物をかじるのには、歯の健康やストレス解消など、自然な理由があります。
大切なのは「なぜかじるのか」を理解し、正しく防ぐこと。

この記事では、かじる原因から具体的な対策、私の失敗談までまとめました!

この記事はこんな人におすすめ
  • うさぎが家具やコードをかじってしまい悩んでいる方
  • 壁や柱のかじり被害をなんとしても防ぎたい方
  • うさぎが物をかじらないように対策して安心したい方

なぜうさぎは家具や物をかじるの?

うさぎが家具や物をかじるのは、本能や生活環境に深く関わった自然な行動です。
原因を正しく理解すれば、効果的な対策を立てられます。

ここでは、うさぎが家具や物をかじる、代表的な4つの理由をご紹介します!

歯が一生伸び続けるため

最大の理由は、うさぎの歯が一生伸び続けること。

人間の歯は永久歯になれば止まりますが、うさぎの場合は常に成長します。
そのため、かじることで歯を削り適切な長さを維持しているのです。

歯が伸びすぎると「不正咬合(ふせいこうごう)」という病気になり、食欲不振や口の中のケガを招きます。
不正咬合になってしまうと、定期的に病院に行って歯を削ってもらわなければなりません。

つまり、家具やコードをかじる行動には「生きるために必要な歯のメンテナンス」という側面があります。

ばけねこ
ばけねこ

うさぎにとって歯を削ることは欠かせないんだね

うっさ
うっさ

だから本能的にかじるのよ

退屈やストレス解消のため

うさぎは好奇心旺盛で、刺激を求める動物です。

ケージに閉じこもる時間が長いと、退屈しのぎに身近な物をかじってしまいます。
人間が暇つぶしでスマホを触ったり、お菓子をつまんでしまうのと同じようなイメージですね。

うちの子もケージの中で退屈しているときなどは、よくトイレなどをかじっていました。
ガチャガチャと音を立てるのが楽しいようで、本当に、しょっちゅう!やられました…

運動不足や刺激の少なさがストレスにつながり、その発散手段として「かじる」行動が出るようです。

ばけねこ
ばけねこ

確かに、退屈でかじってるのかも

ふっさ
ふっさ

暇なんでし!

縄張り意識や発情による行動

うさぎは縄張り意識が強いですが、特に発情期はその傾向が目立ちます。

家具や壁をかじるのは「ここは自分の場所だ」と示す本能的な行動です。
避妊・去勢をしていない場合は、発情のストレスから「何でもかじる」「物を引っ張る」といった行動が増えることがあります。

特に女の子は発情期になると敏感になり、飼い主がケージに手を入れただけで噛んでしまうことも。
私の場合、ケージにうっかり手を入れてしまい、顔面に飛びかかられたこともあります…

自然な反応ではありますが、放置すると被害が広がるため注意が必要です。

ばけねこ
ばけねこ

顔面に飛びかかるのはやめて

うっさ
うっさ

あんたが悪いのよ

飼い主へのアピール

もう一つ多いのが「かまってアピール」です。

うさぎは賢いので、飼い主の反応を本当によく観察しています。
家具やコードをかじったときに飼い主が慌てて駆けつけると、「かじれば注目してもらえる!」と学習してしまうことも。

この場合、かじる行動自体が「飼い主を呼ぶ手段」になってしまうのです。
例えば、「外に出たい」「遊んでほしい」「おやつがほしい」などの気持ちを表現するためにも、物をかじることがあります。

より良い関係を築くためにも、「かまってアピール」には反応しすぎないことも大切です。

ばけねこ
ばけねこ

ふーちゃんがこのタイプだよね

ふっさ
ふっさ

かまちょでし

まとめると、うさぎが物をかじる理由は「歯の健康」「ストレス解消」「本能」「かまってアピール」と多岐にわたります。
単なるイタズラではなく、うさぎにとっては自然で重要な行動だと理解することが第一歩です。

うさぎがかじる対象とそのリスク

うさぎは本能や好奇心から、家の中のあらゆる物をかじってしまいます。
その被害は家具が傷つくだけでなく、場合によってはうさぎ自身を危険にさらしてしまうことも…

ここでは、特に注意すべき「うさぎがかじる対象」について解説していきます!

家具・革製品

家具や革製品は、うさぎがかじる代表的なターゲットの一つ。
特に木材や革は歯ごたえがあり、うさぎにとっては魅力的な素材です。

家具は木材でできたテーブルや椅子など、革製品はカバンや財布など特に注意が必要です。

家具の傷は修復が難しく、革製品に至っては一度穴があけば元に戻せません。
高価な財布やカバンをかじられてしまえば、経済的なダメージも大きくなります…

私も先代のやんちゃうさぎに革製のポーチ(しかもブランド品…)や鞄をかじられ、ダメにされたことがあります。
かじられるのは本当に一瞬なので、気付いた時には手遅れ!ということになりかねません。

うさぎの歯は強靭で、特に革製品など1、2回噛んだだけで信じられないくらいボロボロにされます。
こればかりは防ぎようがないので、徹底的に隠すしかありません。

ばけねこ
ばけねこ

我が家にもかなりの被害が…

コード・コンセント

家具以上に深刻なのが、電気コードやコンセントをかじる被害です。
見た目の被害だけでなく、感電や火事、漏電といった危険も伴うので特に注意が必要です。

我が家の場合、うっかり目を離した隙に暖房器具のコードをかじられてしまいました。
そのときは気付かなかったのですが、その月の電気代が恐ろしく跳ね上がっており、冷や汗をダラダラ掻いたのを覚えています。

どうやら、知らない間にコードのかじられた部分から思いっきり漏電していたようです…
100円ショップで売っているコードカバーも取り付けていたのですが、それだけでは不十分なようでした。

電気周りの被害は飼い主にとってもリスクですが、感電事故が起きればうさぎの命に直結します。
ですから、数ある「かじり対策」の中でも、電気コードへの防御は最優先で行うべきです。

ばけねこ
ばけねこ

うさぎってコードも好きなんだよね…

壁紙・柱

壁紙や柱をかじられると、見た目が大きく損なわれるだけでなく、修繕費用に直結します。
特に賃貸住宅では「退去時に高額な原状回復費を請求される」という深刻なトラブルに発展するケースも少なくありません。

我が家のうさぎには幸い壁をかじる趣味はなかったようですが、私の周りのうさぎ飼い仲間の中でも壁紙や柱への被害はよく聞きます。
一瞬でボロボロにされてそこからさらに傷口が広がっていくので、油断できないですよね…

壁や柱は面積が広いため、一度かじられると被害がどんどん拡大しやすいのも問題です。
早めに対策をしないと、修繕だけでなく日々の生活のストレスも増えてしまいます。

ばけねこ
ばけねこ

ここも油断できません

カーペット・布製品

カーペットや布製品による被害も軽視できません。
見た目が悪くなるだけならまだしも、大きなリスクは「繊維の誤飲」です。

布や糸くずを飲み込んでしまうと、うさぎの腸に詰まり「腸閉塞(ちょうへいそく)」という命に関わる病気を引き起こす可能性があります。
うさぎは吐き出すことができない動物なので、一度飲み込んだ異物は体内に残ってしまうのです。

また、布製品は尿やフンで汚れやすく、衛生面でも大きな問題となります。
特に繰り返し使うラグやクッションは注意が必要です。

ばけねこ
ばけねこ

特に毛足の長いカーペットなどは要注意です

うさぎが物をかじる!対策の基本

うさぎの「かじる」行動をゼロにすることはできません。
本能に基づく大切な習性なので、「正しい対象で欲求を満たす」「危険なものから遠ざける」という工夫が必要です。

ここでは、ご家庭でできる基本的な対策をご紹介します!

かじれるものを与える

うさぎは歯が伸び続けるため、自然とかじって歯を削る必要があります。
この「かじりたい欲求」を満たせるアイテムを与えることが、最も基本的で効果的な対策です。

ミニマルランド かじり木コーン

ケージに取り付けできて、いつでもガジガジかじれる仕様になっています。
ストレス発散、歯の伸びすぎ防止に!

ミニマルランド バラエティボール

遊びと歯のケアを兼ねられて、うさぎの食いつきも良いです!
うちの子も夢中でかじりまくっています。

KAWAI C・A・T がじがじフェンス

こちらもケージに取り付け可能で、柵を噛んでしまう場合の防止にもなります。
噛み癖のある子の不正咬合防止にも!

実際に設置する際には、うさぎの好みや性格に合わせて複数試してみると効果的かもしれません。

侵入を制限する

「かじってはいけないもの」を完全に守るには、物理的に近づけさせないのが一番確実です。
特に賃貸住宅では、壁や柱を守るためにサークルやカバーを積極的に取り入れるのがおすすめです。

ジェックス ラビットサークル

行動範囲を制限して、家具や壁を保護できます。
うさぎの危険防止にも。

ニチドウ ビターアップル小動物用

うさぎが嫌がる苦味成分配合。
吹きかけるだけで、かじり防止になります!

これらを組み合わせることで、危険な場所からうさぎをしっかり守れます!

コードを徹底防御

数ある被害の中でも、最も危険度が高いのがコードやコンセントです。
うさぎがかじると、感電や火事、漏電につながる可能性があります。

Menetop 配線カバー

かなり丈夫で太めの素材でできています!
うさぎの歯では噛みにくく100均のコードカバーより安心。

市販のコードカバーを使うのが一般的ですが、100均の薄いカバーでは簡単に突破されてしまうことも…
我が家も100均カバーはすぐにかじられてしまい、あまり効果がありませんでした。

家具や革製品は隠す

家具や革製品は、うさぎにとって「かじり心地の良いターゲット」になりがちです。
ですが、被害を受けると修復が難しく、特に財布やバッグといった高価な革小物は一度かじられると元に戻せません。

このため、最も現実的で効果的な方法は徹底的に隠すことです!

「隠す=何もしていない」と感じるかもしれませんが、実際には被害を未然に防ぐ最も確実な手段です。
私はうっかり隠し損なったため、かなり多くの革製品をうさぎにかじられてしまいました…

高価な家具や思い出の詰まった小物を守るためにも、うさぎの届く範囲には置かないというシンプルな工夫が重要です!

うさぎにかじられないための過ごし方

うさぎのかじる行動を完全になくすことはできませんが、日々の接し方や習慣によって被害を減らすことは可能です。
特に大切なのは「その場で伝える」「目を配る」「ストレスをためさせない」という視点です。

ここでは、被害を減らす3つの視点について詳しくご紹介します!

「ダメ」を根気強く伝える

うさぎは犬のように高度なしつけはできませんが、繰り返しの学習で「これは良くない」と理解させることはできます。
かじってほしくない物をかじったら、その場ですぐに「ダメ」と短く伝えるようにしましょう!

重要なのは即座に反応すること。
時間が経ってから注意しても、うさぎには「なんで怒られてるの?」と理解できません。

ただし大声で怒鳴ったり、叩いたりすることは絶対にやめてください。
信頼関係を壊すだけなので、声のトーンは落ち着いたまま「短く・繰り返し」がポイントです。

ばけねこ
ばけねこ

うさぎもダメなことは理解できます

部屋んぽ中は目を離さない

部屋んぽ(部屋の中で自由に遊ばせる時間)は、うさぎにとって大切な運動の場です。
しかし同時に、物をかじられる被害が最も起こりやすい時間でもあります。

そのため、部屋んぽ中は必ず目を離さないようにしましょう。
人間の子どもを見守るように、常に視界の片隅にうさぎを置いておくイメージです。

実際にやられてみると分かるのですが、うさぎが物をかじるのは本当に一瞬です!
しかも「いつも興味を示さなかったのに、今日に限ってかじられた!」という場合もあるので、油断は禁物。

もし家事などでどうしても目を離すときは、ペットサークルを活用して行動範囲を限定しておくと安心です。

「部屋んぽって何?」という方はこちらの記事もご覧ください。

ストレスを溜めさせない

退屈やストレスがたまると、うさぎは「かじる」行動で気を紛らわせようとします。
つまり、かじり被害を減らすためには、ストレスをためさせない生活習慣が大切になってきます。

具体的には…

  • 毎日の部屋んぽで十分に運動させる
  • 飼い主とのスキンシップで安心感を与える
  • かじり木など「遊べるおもちゃ」を用意する

こうした小さな工夫を積み重ねることで、かじりの問題行動はぐっと減っていくはずです。
日常の過ごし方そのものが「かじり対策」につながります。

まとめ

この記事のまとめ
  • うさぎが物をかじるのは本能や歯の健康維持など自然な行動
  • 家具やコードをかじると修復不能や命の危険につながる
  • かじれる物を与えたり、日常の工夫次第で被害を減らせる

うさぎが物をかじるのは工夫次第で対策できる

うさぎの「かじる」行動は、歯の健康や本能、ストレス発散など自然な理由から起こるものです。
しかし放置すれば家具や壁の損傷だけでなく、感電や誤飲といった命に関わるリスクにつながります。

大切なのは「正しい対象で欲求を満たす」「危険なものを遠ざける」「日常の工夫でストレスを減らす」こと。
物を守るだけでなく、うさぎ自身の健康と安全を守るための対策を早めに施しましょう!

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