【体験談あり】うさぎがトイレを覚えたのに!急な粗相の原因は?

【体験談あり】うさぎがトイレを覚えたのに!急な粗相の原因は? 飼育方法
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ちゃんとトイレを覚えたはずなのに…なんで急に?

ばけねこ
ばけねこ

今までできていたことができなくなると、びっくりしますよね

そんな戸惑いとガッカリを、何を隠そう私も経験しました。
トイレ成功が続いていたうさぎが、ある日突然あちこちでおしっこを…

いきなりそんなことがあると、「しつけの失敗?」「体調の問題?」と悩みますよね。
この記事では、実体験をもとに「トイレ失敗の原因と対策」「うさぎとうまく暮らす視点」をご紹介します!

この記事はこんな人におすすめ
  • うさぎが急にトイレでしなくなって困っている方
  • 失敗の原因や対処法をきちんと知りたい方
  • うさぎにとってより快適な環境を整えたい方

うさぎのトイレのしつけの基本については、以下の記事で詳しく解説しています!

うちのうさぎもトイレを覚えたのに

「うさぎがトイレでしなくなってしまった!」
そんな戸惑いを感じたことがある飼い主さんは、実は決して少なくありません。

私自身もまさにその経験をしたひとりです。
いきなりトイレでしなくなってしまうと、「しつけが失敗したのでは?」と不安になりますよね。

ここでは、うちのうさぎに起きた突然の変化と、そのときに感じた悩みをお話しします。
ご自宅のうさぎさんの状況によっては、参考になるかもしれません。

完璧だったケージ内のトイレ

お迎え当時から、しっかりと行なっていたトイレのしつけ。
その甲斐あって、今まで飼ってきた2匹とも完璧にトイレを覚えてくれました。

先代のうさぎに至っては、お迎え直後からトイレはほぼ完璧。
現在飼っているうさぎに関しても、まだ生後1ヶ月と少しながらトイレを覚えてくれました。

両者とも失敗はほとんどなく、ほっと胸を撫で下ろしたのを覚えています。
しかし、直ぐにそんな安心も覆されることに…

ばけねこ
ばけねこ

2匹ともちゃんとトイレは覚えてくれたね

うっさ
うっさ

まぁね

ふっさ
ふっさ

あたい、いい子だもん

部屋んぽで一転、トイレを無視!

ところが、部屋んぽを初めて慣れてきた頃、ケージのトイレに戻らなくなりました。

自由に遊ばせているところケージの外でおしっこをしてしまい、トイレはスルー。
それも自分で「ここがトイレ!」と決めたのか、部屋の同じ場所に何度も何度も…

これは先代、現在のうさぎともに同じ状況でした。
「今までちゃんとケージ内のトイレに戻っていたのに、なんで?」と戸惑ったものです。

粗相してしまった場所を掃除してニオイを消したりもしましたが、状況はまったく変わりませんでした。

ばけねこ
ばけねこ

な、なんで…

うっさ
うっさ

おしっこは外でしたいの!

ふっさ
ふっさ

ケージの中は嫌なんでし

しつけに失敗?と悩んだ日々

「最初はしつけのやり方が間違っていたのか?」と悩みました。
あるいはトイレが気に入らなくなったのかと、いろいろと試行錯誤を重ねました。

新しいトイレに変えてみたり、トイレ砂を工夫してみたり…
いろいろやってはみたものの、根本的な原因はなかなか見えてこなかったのです。

結局、部屋んぽを始めて以来、ケージの中にあるトイレは使わなくなってしまいました。
ただ、解決の糸口は思わぬところにありました。

ばけねこ
ばけねこ

このときは本当に大変でした…

対策は「トイレを増やす」ことだった

「え、トイレを増やすの…?」と最初は戸惑う方も多いかもしれません。
せっかくケージ内にトイレがあるのに、いちいち増やすなんて抵抗もありますよね。

でも実はそれが、うさぎにとって一番ストレスの少ない解決策になることもあるのです。
ここでは、わが家で実際に試して効果があった「トイレの増設」についてご紹介します。

うさぎの気持ちを尊重して解決

部屋んぽ中、うさぎがトイレ以外の場所で粗相をするようになったとき、最初はとても焦りました。
ですがよくよく観察してみると、毎回決まった場所でしていることに気付きました。

そこで思い切って、その場所に簡易的なトイレを設置してみました。
すると、その日から嘘のように粗相がぴたりと止まりました。

つまり、「うさぎが自分で決めた場所=トイレにしたい場所」だったのです。

これに関しても、今まで飼ってきた2匹のうさぎ、両者に当てはまりました。
ケージの中にはしてくれなくなったものの、自分で決めた場所でならトイレの失敗はありません。

ばけねこ
ばけねこ

みんな、自分でトイレの場所を決めたかったんだね

うっさ
うっさ

私たちにもこだわりがあるのよ

ふっさ
ふっさ

そのとおりでし

トイレを増やすことへの抵抗はあった

もちろん、トイレの数を増やすことに抵抗がないわけではありませんでした。

  • 部屋のスペースが狭くなる
  • 掃除の手間が増える
  • しつけが後退したように感じる

こうした問題もあるので、一概に「トイレを増やす」という選択をするのも悩みますよね。
ただ、結果として粗相もなくなり掃除の頻度も減ったので、トイレの増設で解決にはなったと思っています。

うさぎはほんわかした見た目と反して頑固なので、「こう!」と決めたら基本的に動じません。
気に入ってしまった場所をトイレにしてしまう方が、お互いにストレスなく過ごすことができます。

今、同じように悩んでいる方がいたら、トイレの増設を考えてみるのも悪くないかもしれません。

ばけねこ
ばけねこ

こちらが折れる方が早いこともあります…

歩み寄ればうさぎも応えてくれる

うさぎのトイレ問題は、しつけだけで解決するとは限りません。
うさぎの視点に立ち、飼い主が少し工夫することで、お互いに快適な暮らしが実現できるのです。

「この場所が安心」「ここで排泄したい」とうさぎが感じる場所にトイレを置く。
それだけで、毎日のストレスがぐっと減り、信頼関係も深まっていきます。

ばけねこ
ばけねこ

結果的に現在は落ち着いています

うさぎが急にトイレでしない?原因と対策

我が家の場合はトイレの増設で解決しましたが、そこには別の問題が隠れている場合もあります。
うさぎが「トイレを覚えたのに突然使わなくなった」という場合、そこには必ず“理由”があります。

ここでは、よくある原因を5つに分けてご紹介します。
思い当たるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

縄張りの拡大と認識している

うさぎは環境の変化にとても敏感な生き物です。

例えば、「部屋んぽ」を始めた途端にトイレの失敗が増えたというケースはよくあります。
これはうさぎが新しいスペースを自分の縄張りと感じ、「ここも自分の場所だから、ここでしてもいい」と判断してしまうためです。

解決のポイント
  • 新しいエリアに入れるときは、まず狭い範囲から慣らしていく
  • おしっこやうんちをトイレに戻すことで、場所を覚え直させる
  • どうしても粗相しがちな場所にはトイレを増設してみる
ばけねこ
ばけねこ

冒頭の、我が家のパターンがこれでした

成長・発情期によるマーキング

生後4〜6ヶ月を過ぎると、うさぎも思春期に入ります。
特にオスは「スプレー行動」と呼ばれるマーキングをすることもあります。

これにより、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまうことがあります。
しっかりトイレを覚えていた子でも、発情期の本能が優先されるのです。

解決のポイント
  • 避妊・去勢手術を検討(マーキング行動の軽減につながる)
  • トイレの場所や数を見直してストレスや衝動を減らす
  • 同居うさぎがいる場合は一時的に距離を取る

ただし、 避妊・去勢手術については医師としっかり相談して検討するようにしてください。

ばけねこ
ばけねこ

安易に決めてしまわないことが大切です

音・におい・人間関係などのストレス

うさぎは普段と違う音やにおい、来客や新しいペットなど、わずかな変化にもストレスを感じます。

「知らない人が来た」「模様替えをした」「掃除機の音が大きかった」などなど…
小さなきっかけでも、排泄の失敗につながることがあります。

解決のポイント
  • 静かな場所にケージを設置し、落ち着ける環境を整える
  • 突然の模様替えや音の刺激は控えめに
  • 消臭スプレーの香りが強すぎないか確認してみる
ばけねこ
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うさぎが落ち着けるような環境を整えましょう

足腰の衰えや判断力の低下

年齢を重ねたうさぎは、筋力や足腰の衰えにより問題が起きがちです。
具体的には、「トイレに間に合わない」「トイレの段差を登れない」といったトラブルです。

また、加齢によって判断力が鈍ることもあり、失敗が増えるケースもあります。

解決のポイント
  • 段差のないフラットなトイレに変える
  • 寝床の近くにトイレを設置し直す
  • 排泄のタイミングに合わせて誘導する
ばけねこ
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うさぎの老いに備えましょう

病気・体調不良

うさぎが急にトイレでしなくなった背景に、体の不調が隠れていることもあります。

例えば「頻繁に少量ずつおしっこをする」「いつもと様子が違う」といった場合。
膀胱炎などの病気の可能性も否定できません。

解決のポイント
  • 排尿の頻度・量・色・ニオイを観察する
  • 普段より明らかに変化がある場合は、早めに動物病院へ相談
  • トイレ失敗が続いても叱らず、様子をよく見る姿勢が大切

おかしいな」と思ったら迷わず病院を受診するようにしてください。

ばけねこ
ばけねこ

早期発見が重要なポイントです

トイレを覚えたのに…高齢うさぎの場合

ここまで色々なケースを紹介してきましたが、うさぎの高齢化が主な原因という場合もあります。
うさぎも年を重ねると、若い頃と同じようには動けなくなります。

トイレまで行くのが億劫だったり、足腰が弱って段差を超えられなかったり。
「しつけの問題」と片づけず、年齢による変化として見守る視点が大切です。

「できない」には理由がある

高齢になるとうさぎの行動は少しずつ変わっていきます。
具体的には、以下のような様子が見られるかもしれません。

  • トイレのすぐ近くで粗相をしてしまう
  • トイレに乗ろうとしない・乗れない
  • トイレまで移動せず、その場で排泄する

これらはすべて、年齢による身体の変化が関係している可能性が高いです。
我が家のうさぎも、高齢になると体を動かすのが億劫なのか、よく粗相をしていました。

「わざと」「わがまま」と捉えるのではなく、「どこに負担があるのか?」を考えることが最初の一歩になります。

ばけねこ
ばけねこ

うさぎの老いを理解することが大切です

高齢うさぎにできるトイレ環境の工夫

高齢になったうさぎに、どうしてあげたらいいのか悩んでしまいますよね。
前提として、高齢のうさぎがトイレを完璧にするのは少し難しいと考えた方が良いかもしれません。

その中でも私たちにできることとして、次のようなサポートをしてあげるのがおすすめです。

  • 段差のないトイレに変える
    足腰が弱ったうさぎには、縁の高いトイレは負担です。
    フラットタイプのトイレや、浅めのトレー型トイレがおすすめです。
     
  • トイレの近くで過ごせる環境にする
    年齢を重ねると活動範囲が狭くなります。
    そのため、トイレをうさぎがよくいる場所の近くに移すと成功率が上がります。
    寝床のすぐそばにトイレを置くことも検討してみましょう。
     
  • 粗相しても叱らない
    高齢期の排泄トラブルは不可抗力であることが多いため、叱ることでかえってストレスになります。
    「そこでしたら安心なんだね」と受け止める姿勢が、うさぎとの信頼関係を守るうえでも大切です。
ばけねこ
ばけねこ

少しでも安心できるように工夫してみましょう

うちの子も、高齢期は以下のようなフラットなトイレを活用していました。
段差が少なく、すぐにトイレに行けるので、間に合わなくなることも減りました。

「快適に過ごせているか」をより重視

私たち飼い主は、どうしてもトイレの成功・失敗に一喜一憂してしまいがち。
特に今までできていたことがいきなりできなくなると、少なからずショックですよね。

ですが、「ちゃんと排泄できているか」「安心して過ごせているか」を優先することが高齢期には重要です。

たとえトイレ以外で排泄してしまっても…

  • お尻を上げたらトイレに誘導する
  • よく失敗する場所にペットシーツを敷く
  • 失敗しそうな場所をこまめに掃除する

など、飼い主の工夫で十分対応できます!

年齢とともに変化するのは、うさぎも人も同じです。
その変化に合わせて寄り添うことで、シニア期も穏やかに、快適に過ごすことができます。

私たち飼い主も、うさぎの老いを受け入れてあげる気持ちが大切ですよね。

ばけねこ
ばけねこ

人と同じ、歳は取るんだもんね

まとめ

この記事のまとめ
  • うさぎが急にトイレでしなくなるのには必ず理由がある
  • 体調・環境・習慣の変化を見極めることが大切
  • うさぎの高齢化によって完璧なトイレが難しい場合もある

うさぎが急にトイレでしない理由を突き止めよう

うさぎがトイレを覚えたのに急にしなくなるのは、様々な要因が関係していることが多いです。

まずは焦らず叱らず、再びトイレでできるよう環境や習慣を整えていくことが大切です。
原因に気付いて正しく対処すれば、うさぎのトイレ習慣はきっと戻るはずです。

ただし、高齢化が関係して売る場合はこの限りではありません。
うさぎの老いを理解し、こちらもある程度譲歩していく姿勢が重要になります。

あなたが素敵なうさぎライフを送れることを心から願っています!

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